『チ。-地球の運動について-』のアニメが25話で完結しました。
キャラクターそれぞれの強い信念と生き方に魅せられる作品でしたが
最終回は賛否あります。
というのも死亡したはずのラファウ が再登場したのです。
一体この青年は誰なのでしょうか。
ラファウは生きてるのか?別人なのか?徹底考察しました。
チ。ラファウとは?
『チ。』
— 魚豊 「チ。地球の運動について」「ようこそ!FACTへ」「ひゃくえむ」 (@uotouoto) August 29, 2020
週刊スピリッツ
9/14〜 pic.twitter.com/WSKzSWt8C0
- 名前:ラファウ
- 年齢:12歳
- アニメ第1章の主人公
ラファウは、原作・アニメの第1章の主人公として描かれています。
孤児として生まれながらも12歳で大学進学を認められた秀才です。
物語序盤では「合理的に生きる」ことを信条として
うまく生きていましたが、
異端者の天文学者・フベルトとの出会いをきっかけに、
最初こそそのような危険な思想を嫌ったのですが
「地動説」に夢中になってしまうのです。
頭が良いからこそ天文への知的好奇心を抑えられず、
フベルトの意志を継いで地動説を証明しようと研究に没頭します。
しかし最終的には、
異端審問官のノヴァクのに見つかり投獄されました。
裁判の場で改心を宣言すれば助かるのに
嘘はつかず地動説を信じることを宣言し、
みずから毒を飲んで命を絶ちます。
生きることよりも自らの信念を貫いたのです。

最初は生意気だったのに知的好奇心を抑えられずにどんどん沼っていく姿が魅力的なキャラクターだにゃ〜🐾
【考察】チ。の最終回の謎!ラファウは生きてる?再登場は別人?
ラファウは生きてた?
ラファウはみずから毒を飲んで死亡しているため
最終回で登場したのは別人
になります。
もしかしたら毒を飲んだのは嘘で上手く逃げたのかもとも思いましたが
それだとあれだけかっこよかったラファウの最期はなんだったんだということになりますよね。
そのため、
「死の偽装」はまずないでしょう。
ノヴァクの死亡シーンのラファウの登場もノヴァクの妄想・幻影に過ぎません。
それほどまでにラファウの存在はこの物語の中で重要だったと言えますね。
最終回のラファウは別人?
チ。最終回やっと見て私もこれ pic.twitter.com/byu6rSOoID
— り (@htaesanyan) March 21, 2025
最終巻(アニメ24話、25話)で、
青年に成長したラファウが登場しましたが
この人物は死んだはずのラファウとは別人です。
理由としては、
- 思想が違う
- 年齢が違う
- 時代背景が違う
などがあります。
名前や顔などは瓜二つで、孤児として生まれた境遇も似ていますが、
年齢は違っています。
最終章は、第1章の約35年後ですので、
もし12歳だったラファウが生きていたとしても47歳です。
しかし、この青年はどう見ても20歳そこらですよね。
さらに、舞台もこれまでは「P国」とされていましたが、
「ポーランド王国」とはっきりと明記されています。
そのためこの青年ラファウはパラレルワールド、
異なるの時間軸の人間なのかもしれません。
今更ながらチ。最終回観終った
— ゼクショー (@Xexiow57) March 25, 2025
急にパラレルワールドかましてきたけど、大人ラファウが最後あの役割をするために登場した理由が最後まで腑に落ちなかった
でも良いアニメでしたね。感想書きますわ
あるいは生まれ変わりの可能性もあるかもしれませんね!



もし全く別次元の人物ならちょっと寂しい気持ちだにゃ〜🐾
チ。最終回のラファウの再登場の意味は?全くの別人ではなかった?
生まれ変わりであったとしてもパラレルワールドだったとしても、
チ。最終回でラファウが再登場した意味はなんなのでしょうか。
ここでは、
知の暴走の危険性を揶揄していた
と考えられます。
人間が持つ知性は良い面だけでなく悪い面もある
少年のラファウは自身の知的好奇心を満たすために奮闘し最後は服毒自殺しています。
一方、青年のラファウは知を共有するためにアルベルトの父親を殺害しているのです。
見た目は同じキャラクターなのに全く違う選択をしていて
戸惑った視聴者も多かったですね。
チ。最終回観たけど、◯人は肯定出来なかった…😓
— こば (@tara_koba_ta) March 18, 2025
行為した後のこのやり切った感のガッツポーズ、サイコパスみが強過ぎる。
ノヴァクの幻で登場した時は熱い展開に感じたけど、家庭教師編は苦手だった(個人的感想) pic.twitter.com/35OnRSmUQG
このシーンで作者は、
知性の素晴らしさだけでなく、知性の危険性についても描きたかったのではないでしょうか。
似ているようでどこか違う。
でも、少年ラファウももしかしたらこういう運命を辿っていたかもしれない。
二人の人生は全く別人のようで表裏一体だったのかもしれませんね。
おまけ:作者の戦略的意図も?
物語の序盤であっけなく死亡してしまうラファウですが
そのキャラクターの良さから圧倒的な人気を誇っています。
物語終盤では青年ラファウを再登場させたのは、
あの時に死を受け入れられない読者(視聴者)に期待を持たせ
最後まで楽しんで読んでもらう(見てもらう)狙いがあったのかもしれません。



僕も期待しちゃったにゃ〜🐾
チ。ラファウの再登場はなぜ?理由は作者の嘘だった!?
作者の魚豊さんは最終章について
嘘をついた
と語っています。
「うれしいですね。不思議にしたかったんです。あと、変な嘘をつきたかったというか」
引用:MANTANWEB
「チ。」の最終章で再登場したラファウについて、
「あのラファウは、第1章に登場したラファウと同じ人なの?」
「何がフィクションで、何がリアルなの?」
と多くの疑問が生まれていましたが
これこそが作者が与えたかったもののようです。
「その不思議と思う感覚は、今の僕たちの世界に対する驚きとか、『なんで生きてるんだろう?』という感覚と近いと思うんです。フィクションを読んで『何で生きてないのに、生きてるっぽく見えるんだろう』ということも全部が謎なので
引用:MANTANWEB
色んなことに
「なんで?」
と思考を巡らし考える機会を与えたかったのですね。



答えを求める過程が大事ってことにゃ〜🐾
【考察】チ。ラファウは生きてる?まとめ
いかがでしたか。
この記事では、チ。ラファウの最終回の再登場についてお伝えしました!
- 少年ラファウと青年ラファウは別人である
- 青年ラファウの再登場は知の暴走の危険性を描いている?
- 少年ラファウと青年ラファウは別人がどうか疑問を残したのは作者が「不思議」という感覚を残したかったから
何かと考えさせられる作品だったのではないでしょうか!
まだアニメを見ていない人はぜひ!
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